2012年5月9日水曜日

sumproduct関数の実践結果


 前回は「sumproduct関数」の具体的な使い方を紹介しました。
 今回は、実践した結果と分かったことをお伝えいたします。


 複数の列同士の値を掛け合わせて、さらにそれらの合計を一発で
 求められるのがsumproduct関数の特長です。

 (例えば、商品ごとの単価と売れた個数が1行1商品で並んでいるような
 データで、全商品の売上金額の合計を求めたいときなど)


 そこで、この方法を実施する時に、うまくいきそうなポイントを
 何点か見つけました。



 1、引数に指定している各列の行数は揃える


 例えば、B列(B2:B4)とC列(C2:C4)を掛け合わせて、その合計を
 求めたいときは、=sumproduct((B2:B4)*(C2:C4))と指定しました。

 このときに、B列とC列の行数が異なると、どの行同士を掛け合わせたら
 よいか分からなくなりエラーとなってしまうので、行数は揃えましょう。



 2、文字列なども条件に指定できる


 例えば、以下のようなデータがあったとして、商品Aのみの合計を求めたい
 とします。


A列 B列 C列
 1行 商品 単価 個数
 2行 A \200 22
 3行 B \550 10
 4行 C \300 3
 5行 A \200 14
 6行 B \550 7
 7行 A \200 28


 そのような場合に、以下のように条件を指定すると、商品Aのみの合計金額を
 一発で求められます。

 =SUMPRODUCT((A2:A7="A")*(B2:B7)*(C2:C7))


 このように条件設定してあげることで、一部のデータを抽出することができて
 便利です。



 3、別の形式でも引数を指定できる

 2でご紹介した条件設定を行わずに、単純に列同士を掛け合わせて合計する場合
 は、以下のように複数の引数として指定することもできます。

 B2:B4 , C2:C4 , D2:D4

 (元々はこちらが正式な使い方なのですが・・・)



 上記3点を意識して使うと、思った以上に便利な関数であることがわかりました。


 ということで、ポイントを押さえて使用すると効果が高いのは
 よくわかりましたが、何回か実施する内に課題も見えてきました。


 次回はその辺のお話をしてみようと思います。

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