前回は「残作業量管理」の具体的なやり方を紹介しました。
今回は、実践した結果と分かったことをお伝えいたします。
時間(hour)単位で残り作業時間を見積もると、面白いことに
残り1日でも、7時間であったり、6時間であったり、はたまた
9時間であったり・・・作業によって、ちょっとしたバラツキが
あることがわかりました。
残り9時間など明らかに残業が発生しそうなものは、事前に周りと
共有して、ちょっと遅れていることを報告しました。
明らかに遅れていたり、問題になると「なんでこうなったんだ!」と
怒られがちだったのですが、1時間、2時間程度であれば、そこまで
怒られることはありませんでした。
むしろ、これ以上の遅れは問題となるので、手助けをしてくれることの
方が多かった気がします。
また見積もる際にも、いろいろ考えるようになりました。
「もし遅れるとしたら、何があるだろう・・・」など最悪のケースを
想定し、最短ではなく、最大時間を見積もるようになりました。
上記やり方で残り作業時間を見積もると、ひとつ発見をしました。
それは「完成まで残り20%の作業が、全体の80%の時間がかかる」ことがある。
最後のちょっとした仕上げが、実は意外と時間がかかっていました。
そのため、その仕上げを考慮して見積もるようになりました。
他にも発見がありました。
・考える作業と、手を動かす作業は別々にした方がよい。
・手を動かす作業は時間を見積もりやすい。
・考える作業は見積もる・・・というより、「時間を決めて」
進めた方がよい。
・途中で突発作業が入って作業が止まると、再開までに時間がかかる。
結果として、残作業量が増える。
いかに進捗率が自分の感覚だけで入力していたのかがわかりました。
残作業量ベースで管理すれば、その感覚が数値化されるので、
結果として、進捗が把握しやすくなりました。
(もちろん時間ギリギリ、残業で仕事を終わらせるようなことも
なくなりました。)
と、一見すると良いことだらけですが、課題もあります。
次回はその辺のお話をしてみようと思います。
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