前回は、「残作業量管理」を、実践した結果を紹介しました。
今回は、実践して出てきた課題をお伝えいたします。
残りの作業時間を見積もる・・・ということは将来の見通しを立てる
ことです。
その見通しがあまりにも暗かったら・・・。
ということで、1時間、2時間程度の遅れであれば大丈夫でしたが、
それ以上に時間がかかる・・・となると、時間を把握しても報告が
怖い・・・と、なりました。
気合を入れてやれば何とかなるんじゃないの。
時間がかかるようなら、その根拠を示さないといけないよね。
と、考えてしまい、なかなか言い出せませんでした。
結果として、残り作業時間をきちんと見積もれたとしても、
ついつい問題のない虚偽の数字を入れてしまいがち。
これでは何のために始めたのかわかりません。
そこで、周りと下記点を共有するようにしました。
・問題の早期発見は、打ち手の選択肢が増える
・問題の早期発見は、被害を最小限に食い止めることができる
・遅れた原因を責めるのではなく、どうすれば終わるのかを考える
(ひとまず本人は責めない)
実際に遅れているわけではなく、遅れそうだ・・・という話なので
この点は思ったよりスムーズに共有できました。
とは言え、報告をした際には、周りの協力が必要となります。
仮に残り作業時間が期限内であったとしても、何かあった場合、
すぐに作業時間が延びてしまいます。
従って下記点を話しながら、互いに協力しながら作業を進めていく
ことを心掛けました。
・時間内に作業が終わらないとしたら、何が起こるか?
・時間内に作業を終えるために、他の人が協力できることは何か?
思わぬ時間がかかるのは、方針などの意思決定に関わる所だったりします。
そういった点は特に気を付けながら、お互い協力していくようにしました。
次回は、「残作業量管理」の簡単なまとめをしたいと思います。
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