2011年10月6日木曜日

残作業量管理の課題

前回は、「残作業量管理」を、実践した結果を紹介しました。
今回は、実践して出てきた課題をお伝えいたします。


残りの作業時間を見積もる・・・ということは将来の見通しを立てる
ことです。

その見通しがあまりにも暗かったら・・・。


ということで、1時間、2時間程度の遅れであれば大丈夫でしたが、
それ以上に時間がかかる・・・となると、時間を把握しても報告が
怖い・・・と、なりました。

気合を入れてやれば何とかなるんじゃないの。

時間がかかるようなら、その根拠を示さないといけないよね。


と、考えてしまい、なかなか言い出せませんでした。


結果として、残り作業時間をきちんと見積もれたとしても、
ついつい問題のない虚偽の数字を入れてしまいがち。


これでは何のために始めたのかわかりません。


そこで、周りと下記点を共有するようにしました。

・問題の早期発見は、打ち手の選択肢が増える
・問題の早期発見は、被害を最小限に食い止めることができる
・遅れた原因を責めるのではなく、どうすれば終わるのかを考える
(ひとまず本人は責めない)


実際に遅れているわけではなく、遅れそうだ・・・という話なので
この点は思ったよりスムーズに共有できました。



とは言え、報告をした際には、周りの協力が必要となります。

仮に残り作業時間が期限内であったとしても、何かあった場合、
すぐに作業時間が延びてしまいます。


従って下記点を話しながら、互いに協力しながら作業を進めていく
ことを心掛けました。

・時間内に作業が終わらないとしたら、何が起こるか?
・時間内に作業を終えるために、他の人が協力できることは何か?


思わぬ時間がかかるのは、方針などの意思決定に関わる所だったりします。

そういった点は特に気を付けながら、お互い協力していくようにしました。



次回は、「残作業量管理」の簡単なまとめをしたいと思います。

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