2012年3月28日水曜日

20:50:80レビューの実践結果


 前回は「20:50:80レビュー」の具体的な進め方を紹介しました。
 今回は、実践した結果と分かったことをお伝えいたします。


 20:50:80レビューは、作業指示を受けたタイミングで、20%・50%・80%
 時点での成果物イメージを定義・共有し、そのタイミングでレビューを
 行います。

 そうすることで、作業の手戻りを最小化します。

 
 そこで、この方法を実施する時に、うまくいきそうなポイントを
 何点か見つけました。



 1、あらかじめタイミングを決めておく


 レビューの意識を高めるために、あらかじめレビューを実施する
 時期を決めておきます。

 できればスケジュールに組み込んでおくことができるとベストです。



 2、成果物イメージを明確にする


 繰り返しになりますが、各レビュータイミングごとの成果物イメージが
 食い違わないように、あらかじめイメージを明確に共有しておくことが
 とても重要です。

 口頭ベースの曖昧な合意ではなく、できれば過去の成果物などを例に
 挙げて実物のイメージを共有できるのがベストです。



 3、0.5日以上のタスクを対象とする


 細かなタスクもすべて20:50:80で行っていては、逆にレビューに時間が
 かかりすぎてしまいます。

 なので、対象は0.5日以上のタスクのみとし、0.5日以下のタスクに関しては、
 明確な作業指示が可能なはずなので、指示を受けた時点で手戻りが発生
 しないようなコミュニケーションを行いましょう。




 上記3点を意識して、進めていくと、これまでと比べてて戻りが少なくなった
 のが実感できました。


 ということで、ポイントを押さえて実施すると効果が高いのは
 よくわかりましたが、何回か実施する内に課題も見えてきました。


 次回はその辺のお話をしてみようと思います。

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