2012年10月12日金曜日
理論・経験・実践のまとめ
今週は「理論・経験・実践」を取り上げました。
今回は簡単にまとめていきます。
まずは星5つで評価します。
仕事術 理論・経験・実践
容易さ ★★★
頻度 ★★★
効果(速度・費用) ★★★★
私は、うまく教えられない・・・。
相手からの質問・相談に回答するときや相手に物事を教えるときに、
しっかりと説明したつもりなのに伝わっていないときがある。
伝わってないことがその場でわかればまだ良いのですが、後々になって
わかると、随分と時間を無駄にしてしまう・・・
このままではいけない・・・ということで、何かないか探してみました。
そこで見つけたのが、「理論・経験・実践」というものでした。
やり方は簡単。
相手の経験と照らし合わせながら理論を説明し、最後に実践させる
ことで物事を習得させるというやり方です。
1、相手に教えたい理論を説明する(理論)
2、相手の経験値を踏まえた上で、相手にとってわかりやすい例え話
をする、あるいは実際に見せることでイメージをつかませる(経験)
3、相手にとっての利用シーンを理解した上で、実際に手足を動かして
実践させることで覚えさせる(実践)
たったこれだけです。
この方法を実施する時にうまくいきそうなポイントが3点あります。
1、経験・実践の部分をカスタマイズする
一般的な例え話だと、相手が実際の自分の状況に当てはめるときに苦労
することがあります。
(結果的に当てはめることができないと、何も伝わっていないのと同じ
ことになってしまいます・・・)
なので、極力相手の実際のケースに例えてあげると、よりわかりやすく
なります。
2、3つを同時に行う
理論・経験だけ先に行い、実践までの時間が空くと学習効率が下がって
しまうので、極力その場で行いましょう。
3、複数の事例を用意する
一つではイメージがわかなかったり、一つの事例にとらわれ過ぎてしまう
恐れもあるため、極力複数の事例を用意しましょう。
ということで、ポイントを押さえて実施すると効果が高いのは
よくわかりましたが、何回か実施する内に課題も見えてきました。
1、実践の時間がかかる
実践させようとすると、そもそも時間がかかってしまうことに加え、
自分と同じ要領ではできずに思いのほか時間がかかってしまいます。
そのため、時間がない中での実践を省きたくなることが出てきます。
そのような時は、学習効率が低下してしまうことと、最悪の場合教え
直すことになるリスクを考慮したうえで判断するようにしましょう。
2、複数の相手に教えるのが難しい
複数の相手に教える場合、相手の経験値が大きく異なると、全員にとって
わかりやすい経験・実践を提供するのが難しくなることが出てきます。
そのような時は、全員にとってわかりやすい経験・実践を準備するか、
場自体を分けることを検討します。
場自体を分けるとその分倍の時間が必要となるので、結局はトータルの
効率を考慮したうえで判断することになります。
いかがだったでしょうか?
「理論・経験・実践」の話は以上です。
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