前回は、形容詞の定義の仕方について紹介しました。
今回は、使用した結果をお伝えいたします。
会議に臨む前に、認識のずれが発生しそうな形容詞に関して、
自分なりの基準を定義してみました。
これまではついつい
「このタスクすぐに対応しておきます」
と言っていたのを
「このタスクは明日の9時までに対応しておきます」
と伝えました。
すると
「あ、この件はちょっと急ぐから今日中に対応してもらえるかな」
「わかりました、それでは本日対応予定だったXXを後回しにして、
今日の18時までに対応しておきます」
「うん、よろしく」
と続きました。
一見なんてことのない会話ですが、このように会話が続かなければ、
今日の18時頃に「あの件まだ?」と催促される姿が目に浮かびます。
というわけで、目に見える効果ではないけど、リスクが少なくなる
点が大きいなと感じました。
あと、意識的に取り組んでいるうちに形容詞を定義する上での
ポイントが見えてきました。
◆極力定量化する
まずは定量的に定義できないか検討し、どうしても難しい場合に
定性的に定義する
◆ネガティブな内容は特に明確にする
ネガティブな内容は、そのまま問題に直結するケースが多いので、
必ず明確に定義する
◆時間を表わすものに注意する
「すぐ」「今日中」などの期日や時間を表わすものは、仕事の遅延
につながるので必ず明確にする
他にもポイントはあるかもしれませんが、まずはこんなところを
意識すると、相手との感覚のずれを防ぎながら会話を進めることが
できるので、これまでと比べてとても良いです。
と、一見すると良いことだらけですが、課題もあります。
次回はその辺のお話をしてみようと思います。
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