2011年9月14日水曜日

形容詞定義を試してみる

 前回は、形容詞の定義の仕方について紹介しました。
 今回は、使用した結果をお伝えいたします。


 会議に臨む前に、認識のずれが発生しそうな形容詞に関して、
 自分なりの基準を定義してみました。


 これまではついつい

 「このタスクすぐに対応しておきます」
 
 と言っていたのを

 「このタスクは明日の9時までに対応しておきます」

 と伝えました。


 すると

 「あ、この件はちょっと急ぐから今日中に対応してもらえるかな」

 「わかりました、それでは本日対応予定だったXXを後回しにして、
 今日の18時までに対応しておきます」

 「うん、よろしく」

 と続きました。


 一見なんてことのない会話ですが、このように会話が続かなければ、
 今日の18時頃に「あの件まだ?」と催促される姿が目に浮かびます。

 というわけで、目に見える効果ではないけど、リスクが少なくなる
 点が大きいなと感じました。


 あと、意識的に取り組んでいるうちに形容詞を定義する上での
 ポイントが見えてきました。


 ◆極力定量化する

 まずは定量的に定義できないか検討し、どうしても難しい場合に
 定性的に定義する


 ◆ネガティブな内容は特に明確にする

 ネガティブな内容は、そのまま問題に直結するケースが多いので、
 必ず明確に定義する


 ◆時間を表わすものに注意する

 「すぐ」「今日中」などの期日や時間を表わすものは、仕事の遅延
 につながるので必ず明確にする


 他にもポイントはあるかもしれませんが、まずはこんなところを
 意識すると、相手との感覚のずれを防ぎながら会話を進めることが
 できるので、これまでと比べてとても良いです。


 と、一見すると良いことだらけですが、課題もあります。


 次回はその辺のお話をしてみようと思います。

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