今週は「形容詞定義」を取り上げました。
今回は簡単にまとめていきます。
まずは星5つで評価します。
仕事術 形容詞定義
容易さ ★★★
頻度 ★★★★
効果(速度・費用) ★★
自分ではちゃんと話したつもりでも、実は全然伝わっていないことが
あります。
そのせいで、結論に合意したつもりでも、合意できておらず
議論しなおしということも少なくありません・・・
どこで会話のずれが起こっているのかを考えてみると、
「すぐに」「多めに」などの形容詞や副詞(まとめて形容詞とします)
に対する認識のずれが原因となりやすいことがわかります。
というわけで認識がずれる可能性があるものに関して、しっかりと
定義することから始めてみました。
例えば、こんな感じです。
・すぐ → 本日のXX時まで
・多めに → 従業員100名以下
・難しい → 1週間時間が必要
・きれい → 資料の体裁が整っている
もちろんこれらの定義が絶対正しいのではなく、あくまでも
その会話における自分自身の定義です。
加えて、普段使う形容詞自体の数はかなり多いので、
以下の点を考慮すると、より使いやすくなります。
◆極力定量化する
まずは定量的に定義できないか検討し、どうしても難しい場合に
定性的に定義する
◆ネガティブな内容は特に明確にする
ネガティブな内容は、そのまま問題に直結するケースが多いので、
必ず明確に定義する
◆時間を表わすものに注意する
「すぐ」「今日中」などの期日や時間を表わすものは、仕事の遅延
につながるので必ず明確にする
実際に使ってみた感想としては、目に見える効果ではないけど、
リスクが少なくなる点が大きいなと感じました。
課題としては以下の2点です。
◆課題1
基準が決められない
自分なりの基準を決めようと思っても、参考になるものがなく
まったく決められないことが出てきます。
そんな時は、その基準自体を相手と話し合って決めることが大切です。
相手との認識のずれを防ぐことが目的なので、自分なりにも考えた上で、
相手と相談して決めましょう。
◆課題2
どこまで明確に決めるべきか分からない
形容詞を定義するときに、どこまで明確にすればよいか
判断できないことが出てきます。
そんなときは、目的に立ち返り、その範囲内であれば今後致命的な
ずれにならないかどうかという基準で判断しましょう。
その判断自体が難しいのですが、経験を積んで感覚を磨きましょう。
いかがだったでしょうか?
「形容詞定義」の話は以上です。
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