前回は、「Parking Lot」を、使用した結果を紹介しました。
今回は、使用して出てきた課題をお伝えいたします。
議題と関係ないことを話し始めて困った時には、ホワイトボードに
縦線を1本書いて、そこに脱線した話をまとめていく。
たったこれだけで、議題に戻ってくることができるので、ついつい
毎回使いたくなるのですが、気を付けることがありました。
◆課題1
最初からホワイトボードに書いておかない。
これだけ効果的だと事前に書いておきたいのですが、そうすると
いろいろな問題が発生しました。
・知らない人が見たら、何なのか気になってしょうがない
・脱線ありきの空気が伝わる
・書くスペースが足りなくなる
会議が順調に進んでいる時には、全く必要のないものなので、
そのような時には、余計なものに見えてしまいました。
ということで、議題から脱線したな・・・と思った時に書くように
しました。
◆課題2
上から目線になりがち。
社内の会議ではあまり気にならないのですが、社外の方達と会議を
する際に、いきなりホワイトボードに整理して・・・
「おっしゃっていることは、こういうことですよね?」
と、確認を取ることはできます。
しかし、その後に・・・
「わかりました・・・。議題に戻りますが・・・。」
とは、なかなか言いにくいです。
とは言え、何とか議題に戻したい・・・。
ということで、2つのいずれかを採用することで対応しました。
◆案1
進行役を事前に決めて、会議前に告知する。
進行役であれば、議題に戻すことに躊躇はありませんでした。
◆案2
進行役がいない時は、全員に同意を取り付けるようにする。
整理をした後に
「この話は、また後で議論したいと思いますが、みなさん、
どうでしょうか?」
と、全員に同意を求めることにしました。
(暗に議題から脱線していることを伝える。)
「みなさん、よろしいでしょうか?」という同意を得る形に
することで、自分が勝手に話を進めようとしているわけでは
ない・・・というのを強調しました。
すると、議論も一旦落ち着き、返事の反応は鈍いながらも
素直に議題に戻すことができました。
(日本人特有なのか、頷く人は少なく、声を出さずに、
会議室が静かになってしまうことが多いですよね。)
次回は、「Parking Lot」の簡単なまとめをしたいと思います。
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