2011年9月8日木曜日

Parking Lotの課題

 前回は、「Parking Lot」を、使用した結果を紹介しました。
 今回は、使用して出てきた課題をお伝えいたします。

 議題と関係ないことを話し始めて困った時には、ホワイトボードに
 縦線を1本書いて、そこに脱線した話をまとめていく。
 たったこれだけで、議題に戻ってくることができるので、ついつい
 毎回使いたくなるのですが、気を付けることがありました。

 ◆課題1
 最初からホワイトボードに書いておかない。

 これだけ効果的だと事前に書いておきたいのですが、そうすると
 いろいろな問題が発生しました。
 ・知らない人が見たら、何なのか気になってしょうがない
 ・脱線ありきの空気が伝わる
 ・書くスペースが足りなくなる

 会議が順調に進んでいる時には、全く必要のないものなので、
 そのような時には、余計なものに見えてしまいました。
 ということで、議題から脱線したな・・・と思った時に書くように
 しました。

 
 ◆課題2
 上から目線になりがち。

 社内の会議ではあまり気にならないのですが、社外の方達と会議を
 する際に、いきなりホワイトボードに整理して・・・
 「おっしゃっていることは、こういうことですよね?」
 
 と、確認を取ることはできます。

 しかし、その後に・・・ 
 「わかりました・・・。議題に戻りますが・・・。」 
 とは、なかなか言いにくいです。

 とは言え、何とか議題に戻したい・・・。
 ということで、2つのいずれかを採用することで対応しました。

 ◆案1
 進行役を事前に決めて、会議前に告知する。
 進行役であれば、議題に戻すことに躊躇はありませんでした。

 ◆案2
 進行役がいない時は、全員に同意を取り付けるようにする。

 整理をした後に
 「この話は、また後で議論したいと思いますが、みなさん、
 どうでしょうか?」
 と、全員に同意を求めることにしました。
 (暗に議題から脱線していることを伝える。)

 「みなさん、よろしいでしょうか?」という同意を得る形に
 することで、自分が勝手に話を進めようとしているわけでは
 ない・・・というのを強調しました。

 すると、議論も一旦落ち着き、返事の反応は鈍いながらも
 素直に議題に戻すことができました。
 (日本人特有なのか、頷く人は少なく、声を出さずに、
 会議室が静かになってしまうことが多いですよね。) 

 次回は、「Parking Lot」の簡単なまとめをしたいと思います。

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