前回は、形容詞定義を、使用した結果を紹介しました。
今回は、使用して出てきた課題をお伝えいたします。
定義した内容自体に正解はなく、結局のところ自分の感覚次第なので
以下のような課題が出てきました。
◆課題1
基準が決められない
自分なりの基準を決めようと思っても、参考になるものがなく
まったく決められないことが出てきます。
例えば、「事前にしっかりと調べておいてね」と言われたことが
ありますが、調べているうちに、しっかりってどれくらいだ?
というのがわからなくなってしまいました。
そんな時は、その基準自体を相手と話し合って決めることが大切です。
というのも、以前お話したとおり、目的は相手との感覚のずれを
防ぐことなので、自分で決められないのであれば、相手に決めて
もらうしかありません。
とはいえ、決めてもらう前提として、適当でも良いので自分なりに
決めることは大事だと思います。
◆課題2
どこまで明確に決めるべきか分からない
形容詞を定義するときに、どこまで明確にすればよいか
判断できないことが出てきます。
そもそも形容詞がいくつかあったとして、そのうちどれを定義して
どれは定義しなくて良いのか・・・
あるいは、定義したとしてもどこまで厳密に定義すべきなのか。
必要以上に厳密にしすぎると返って会話がしづらくなったりします。
かといって曖昧すぎたらそもそも定義している意味もないし・・・
これに関しては、画期的な解決策はありませんが、目的に立ち返り、
その範囲内であれば今後致命的なずれにならないかどうかという
基準で判断するしかありません。
そして、肝心な致命的なずれにならないかどうかという基準自体は、
経験を積んで感覚を磨いていくしかありません。
ただ、それを考える上で、どのような誤解が生じ得るかを洗い出す
必要がありますが、それ自体がとても意味のあることです。
次回は、形容詞定義の簡単なまとめをしたいと思います。
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