2012年6月22日金曜日

ピボットテーブルのまとめ


 今週は「ピボットテーブル」を取り上げました。
 今回は簡単にまとめていきます。



 まずは星5つで評価します。
 
 仕事術      ピボットテーブル
 容易さ      ★★★★
 頻度       ★★★★
 効果(速度・費用) ★★★★★



 私は、データの集計が遅い・・・。


 売上データを集計しているときに、エリア別・月別・担当者別・商品別
 の合計・平均など様々な切り口で集計したいんだけど、毎回フィルタや
 関数で行っていると時間がかかりすぎてしまう・・・。



 このままではいけない・・・ということで、何かないか探してみました。



 そこで見つけたのが、「ピボットテーブル」というものでした。



 やり方は簡単。

 表データを選択して、ピボットテーブルといわれる集計表を作成し
 項目をドラッグ&ドロップするだけで自動集計してくれます。



 1、集計したい表全体を選択する


 2、「データ」→「ピボットテーブルとピボットグラフレポート」を
  選択し、「完了」をクリックする


 3、行・列・データアイテムそれぞれの領域に、集計したい項目を
  ドラッグ&ドロップする


 4、表の任意の個所を右クリック→「フィールドの設定」で集計単位
  などを変更する(必要な場合)


 5、元データを変更した際は、表の任意の個所を右クリックし、
  「データの更新」をクリックする



 たったこれだけです。



 この方法を実施する時にうまくいきそうなポイントが3点あります。



 1、複数の項目を追加可能


 行のフィールド・列のフィールドに、複数の項目を追加できます。(同様に
 ドラッグ&ドロップするだけです)

 例えば大エリア(関東・関西など)の下に、小エリア(東京・千葉など)
 を追加します。



 2、ページのフィールドを利用する


 一番上のページのフィールドに項目を設定すると、ピボットテーブル全体に
 対して絞込みをかけることもできます。

 例えば、「年度」という項目を設定し、「2012年」を選択すると、
 ピボットテーブル全体が、2012年のデータのみに絞られます。



 3、明細を確認できる


 例えば、売上データの集計で、東京エリアの商品Aの売上合計を確認した際に
 その明細を確認したいこともあります。

 そんなときに明細を見たい値をダブルクリックすると、該当する元データが
 表示されます。




 ということで、ポイントを押さえて実施すると効果が高いのは
 よくわかりましたが、何回か実施する内に課題も見えてきました。



 1、どこに何をドラッグ&ドロップすれば良いかわからない


 慣れるまでは、どこに何をドラッグ&ドロップすればどのような結果が
 得られるかわからなくなる時が出てきます。

 そのような時は、あまり深く考えずに、該当しそうな項目を適当に
 ドラッグ&ドロップし、結果を確認しながら修正するのがお奨めです。

 (項目をすぐに変更できる点がピボットテーブルの良い点なので)




 2、値を参照しづらい

 
 ピボットテーブルで集計した結果を利用して、計算式で計算しようとすると、
 特殊な関数が入力され絶対参照となってしまい不便です。

 そのような時は、テーブル全体を別の場所にコピーしてから計算するように
 しましょう。




 いかがだったでしょうか?

 「ピボットテーブル」の話は以上です。

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