2012年6月29日金曜日

ベンジャミン・フランクリンの功罪表のまとめ


 今週は「ベンジャミン・フランクリンの功罪表」を取り上げました。
 今回は簡単にまとめていきます。



 まずは星5つで評価します。
 
 仕事術      ベンジャミン・フランクリンの功罪表
 容易さ      ★★★★★
 頻度       ★
 効果(速度・費用) ★★★★



 私は、決断をすることができない・・・。

 考慮すべきことが多い、正解がなく意思決定が難しい、または重要な
 案件であったり、慎重に話を進めたい・・・といった時には、決断が
 なかなかできない・・・。



 このままではいけない・・・ということで、何かないか探してみました。



 そこで見つけたのが、「ベンジャミン・フランクリンの功罪表」と
 いうものでした。



 やり方は簡単。

 考慮すべき項目を紙に書き出して決断するだけです。



 1、紙を用意し、真ん中に縦線を書き、左上にPRO(メリット)、
   右上にCON(デメリット)と書く


 2、左側にメリットや賛成する理由を、右側にその逆を、それぞれ
     箇条書きで書いていく


 3、相殺できそうな項目を見つけ、消していく(1:nの相殺でも良い)


 4、残った項目を見て決断する



 たったこれだけです。



 この方法を実施する時にうまくいきそうなポイントが3点あります。



 1、まずは書き出す

 頭の中のゴチャゴチャをすっきりさせるために、思い付いたことを、
 どんどん書き出すようにしました。



 2、書き出した項目を整理する

 相殺すると共に、書き出した項目から、付随するものがないかなどを
 整理してリストを精緻化するようにしました。



 3、一晩寝かす

 客観的な視点を盛り込むために、一晩寝かして、リストを見てみる
 ようにしました。



 ということで、ポイントを押さえて実施すると効果が高いのは
 よくわかりましたが、何回か実施する内に課題も見えてきました。



 1、メリット、デメリットの切り分けが難しい


 靴屋さんが、海外展開を考えた時に、現地の人が靴を履いていない
 のを見て「靴を欲しがる人がいない(デメリット)」と見るか、
 「靴を全員に売り込むチャンスがある(メリット)」と見るかは、
 その人の判断で決まってしまいます。


 従って、表面的なメリット、デメリットではなく、実際に自分が
 行動をする時にどういった影響があるかなど、具体的アクションを
 ベースにメリット、デメリットを切り分けてやると、現実的な判断が
 しやすくなりました。



 2、第三の選択肢が生まれない


 ○×、やる or やらない、賛成 or 反対など、白黒はっきりさせる
 やり方なので、第三の選択肢が生まれにくいです。

 従って、意思決定を行う前に、必ず目的を確認し、その目的に沿った
 第三の選択肢がないかどうかチェックしてから、功罪表を使用する
 ようにしていました。




 いかがだったでしょうか?

 「ベンジャミン・フランクリンの功罪表」の話は以上です。

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