前回は、「ベンジャミン・フランクリンの功罪表」を、実践した結果を
紹介しました。
今回は、実践して出てきた課題をお伝えいたします。
ベンジャミン・フランクリンの功罪表は、考慮すべき項目を全て
紙に書き出して、決断する・・・というものです。
とは言え、実施していくうちに何点か課題が出てきました。
1、メリット、デメリットの切り分けが難しい
靴屋さんが、海外展開を考えた時に、現地の人が靴を履いていない
のを見て「靴を欲しがる人がいない(デメリット)」と見るか、
「靴を全員に売り込むチャンスがある(メリット)」と見るかは、
その人の判断で決まってしまいます。
従って、表面的なメリット、デメリットではなく、実際に自分が
行動をする時にどういった影響があるかなど、具体的アクションを
ベースにメリット、デメリットを切り分けてやると、現実的な判断が
しやすくなりました。
2、第三の選択肢が生まれない
○×、やる or やらない、賛成 or 反対など、白黒はっきりさせる
やり方なので、第三の選択肢が生まれにくいです。
従って、意思決定を行う前に、必ず目的を確認し、その目的に沿った
第三の選択肢がないかどうかチェックしてから、功罪表を使用する
ようにしていました。
次回は「ベンジャミン・フランクリンの功罪表」の簡単なまとめをしたい
と思います。
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