2012年6月28日木曜日

ベンジャミン・フランクリンの功罪表の課題


 前回は、「ベンジャミン・フランクリンの功罪表」を、実践した結果を
  紹介しました。
 今回は、実践して出てきた課題をお伝えいたします。


 ベンジャミン・フランクリンの功罪表は、考慮すべき項目を全て
 紙に書き出して、決断する・・・というものです。


 とは言え、実施していくうちに何点か課題が出てきました。



 1、メリット、デメリットの切り分けが難しい


 靴屋さんが、海外展開を考えた時に、現地の人が靴を履いていない
 のを見て「靴を欲しがる人がいない(デメリット)」と見るか、
 「靴を全員に売り込むチャンスがある(メリット)」と見るかは、
 その人の判断で決まってしまいます。


 従って、表面的なメリット、デメリットではなく、実際に自分が
 行動をする時にどういった影響があるかなど、具体的アクションを
 ベースにメリット、デメリットを切り分けてやると、現実的な判断が
 しやすくなりました。



 2、第三の選択肢が生まれない


 ○×、やる or やらない、賛成 or 反対など、白黒はっきりさせる
 やり方なので、第三の選択肢が生まれにくいです。

 従って、意思決定を行う前に、必ず目的を確認し、その目的に沿った
 第三の選択肢がないかどうかチェックしてから、功罪表を使用する
 ようにしていました。



 次回は「ベンジャミン・フランクリンの功罪表」の簡単なまとめをしたい
 と思います。

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