2011年11月3日木曜日

トーキングスティックの課題

前回は、「トーキングスティッグ」を、実践した結果を紹介しました。
今回は、実践して出てきた課題をお伝えいたします。


トーキングスティックを活用すると、全員がきちんと発言できるように
なり、今まで声が大きい人達の発言が中心だった個人プレーの会議が
全員の発言を集約したチームプレーの会議になっていきました。


とは言え、使っていく内に課題も見えてきました。



1つ目は「スティックがすぐに手に届く所にないとリズムが出ない」こと。


トーキングスティックが全員の手に届く所にないと発言がスムーズに
流れずぎこちなくなりがちです。


お互いに手渡しで渡していくやり方や、円卓で会議をするなど、
次の発言がしやすい環境を作る必要がありました。


とは言え、円卓・・・と言っても簡単に用意できるものではありません。


手渡しだって、手際良くやらないと、時間がかかってしまいます。


そこで、よくやったのは、椅子を持って円状に座ることでした。

これならば円卓がなくても大丈夫ですし、スティックを渡すのは、
人伝いではなく、持っている人が歩いて直接、次の発言者に渡せば
済みます。



2つ目の課題は「独演会になりがち」でした。

トーキングスティックを持っている間は、他の人は話してはいけない
ルールなので、ついつい発言が長くなりがち。


特に声の大きい人は発言好きなせいか、ダラダラ発言している人も。


これでは時間がいくらあっても足りないので、会議の進行役を
用意しました。

独演会を防止する意味もありましたが、椅子を持って円状に座って
行うと発言をまとめる人がいなかったり、内容を記録することを
怠りがちになります。


そこで、進行役はホワイトボードの横に立ってもらって発言内容を
整理してもらいました。


この辺は、トーキングスティックのルールに厳密にならないで、
ある程度柔軟な対応が求められる・・・ような気がします。



次回は、「トーキングスティック」の簡単なまとめをしたいと思います。

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