2011年11月4日金曜日

トーキングスティックのまとめ

今週は「トーキングスティック」を取り上げました。
今回は簡単にまとめていきます。



まずは星5つで評価します。

仕事術      トーキングスティック
容易さ      ★★★★★
頻度       ★★
効果(速度・費用) ★★



会議で発言をするのが、とっても苦手。

発言している時に、横から割り込んでこられると黙ってしまいますし、
話が脱線してしまってもお構いなし・・・。


結局、発言力が強い人の意見が通ってしまうなど、充分な議論が
できていないと感じることがとても多い。


このままではいけない・・・ということで、何かないか探してみました。




そこで見つけたのが、「トーキングスティック」というものでした。


やり方は簡単。


「スティックを持っている人が話している間は、他の人は話しては
いけない」というルールを徹底して、発言をスムーズにするものです。


スティックは、ぶっちゃけ何でも構いません。

会議室に置いてある指し棒でも構いませんし、なければ手元にある
ペンでも構いません。


スティックと言うことで、ボールペンをスティック代わりにして、
新商品の販促アイディアや業務改善アイディアを出す時に使って
みました。


最初はルールの周知が徹底されていなかったせいなのか、いつもの
調子でついつい発言中に割り込んでくる人がいました。


しかし「発言が終わったら、その人にスティックを渡す」など、
1度スティックを持って発言する経験をすると、次第にルールが
徹底されてくるようになりました。


結果として、いつも声の大きい人だけが満足していた会議が
参加者全員の発言を集約したものになっていき、議論を尽くした
感じで終われることが多くなりました。


意外な結果として、今まで声の大きい人達が、今まで発言
できなかった人達の声をゆっくり聞けるようになり、その
発言を踏まえ、冷静に判断できるようになったみたいです。


ということで、なかなか効果的なのですが、課題もありました。


1つ目は「スティックがすぐに手に届く所にないとリズムが出ない」こと。


トーキングスティックが全員の手に届く所にないと発言がスムーズに
流れずぎこちなくなりがちです。


対応策として、よくやったのは、椅子を持って円状に座ることでした。




2つ目の課題は「独演会になりがち」でした。

これは、会議の進行役を用意することで対応しました。


独演会を防止する意味もありましたが、椅子を持って円状に座って
行うと発言をまとめる人がいなかったり、内容を記録することを
怠りがちになります。


そこで、進行役はホワイトボードの横に立ってもらって発言内容を
整理してもらいました。


この辺は、トーキングスティックのルールに厳密にならないで、
ある程度柔軟な対応が求められる・・・ような気がします。



いかがだったでしょうか?

「トーキングスティック」の話は以上です。


来週はどのような仕事術を取り上げようか、今から悩んでいます。

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