2012年1月27日金曜日

ワクワク問題解決のまとめ


 今週は「ワクワク問題解決」を取り上げました。
 今回は簡単にまとめていきます。



 まずは星5つで評価します。
 
 仕事術      ワクワク問題解決
 容易さ      ★★
 頻度       ★★
 効果(速度・費用) ★★★★



 問題解決が苦手。


 問題に対して解決策のアイディアを出す時に、なかなか良いアイディア
 が出てこない。


 原因分析をして、それを潰せば解決できるものは何とかなるものの
 「部門の売上目標を達成するために、何をやるか?」と言った
 ちょっとしたアイディアが必要なものになると、全く手が出ない。


 このままではいけない・・・ということで、何かないか探してみました。



 そこで見つけたのが、「ワクワク問題解決」というものでした。



 やり方は簡単。

 問題自体を再定義して、解決策のアイディアを出すものです。


 再定義の種類は5種類あります。
 

 1、問題に、最速とか、最初とか、一番とかをつける
 2、問題に、自分へのメリットを強調する
 3、問題に、思い切った期限を入れる
 4、問題に、他者と比べた表現を入れる
 5、問題によって引き起こされる問題にアプローチする



 例えば「売上をどうするか?」という問題であれば、こんな感じで
 再定義します。


 1、「どうしたら業界一の売上をあげられるか?」
 2、「どうしたら売上があがって自分が最年少出世できるか?」
 3、「どうしたらたったの1週間で売上があがるか?」
 4、「どうしたらA社とは違うやり方で売上があがるか?」
 5、「売上があがらないことによって社員のモチベーションが下がって
   いるが、どうしたら社員のモチベーションがあげられるか?」



 再定義がうまくできれば何とかなるだろう・・・という作戦なのですが、
 実践すると、うまくいきそうなポイントを何点か見つけました。



 1、良いか悪いかの判断せずにどんどん出す

 良し悪しは後で判断すればよいので、まずはアイディアを
 どんどん出していくことにしました。



 2、ワクワクする、自然に出てきそうな設定をする

 アイディアが出てきたらワクワクする、アイディアが自然に出て
 きそうな再定義をすることを心掛けました。


 例えば「どうしたら業界一の売上をあげられるか?」と再定義したら
 業界に旋風を巻き起こすイメージが出てきて、ちょっとワクワクしました。



 3、ちょっと非現実的な表現で設定する

 「どうしたら業界一の売上をあげられるか?」と再定義したら、
 ワクワクしました。

 とは言え、一方で「これって、ちょっと難しいのでは?」、
 「こんなのはムリだよ」・・・と思ってしまったのも事実です。

 非現実的な表現をすることで、頭の中にある制約を取っ払う
 ことを意識しました。

 結果として、制約がなくなっただけで随分出しやすくなりました。



 問題を再定義すれば、解決策のアイディアは出てくる!!



 しかし、使って行くうちに何点か課題が出てきました。


 1、思いきった設定ができない

 制約に縛られないと、アイディアを出しやすい・・・とは言っても、
 現状に縛られて、なかなか思い切った設定ができないことも、
 正直、度々発生しました。


 突き抜けた設定ができない場合は、2ステップ作戦で行きました。

 まずは数字を設定して考え始めます。


 最速・・・

 最初・・・

 最大・・・

 一番・・・


 など、など。


 その後に、自分のメリット強調や他社と比べる・・・など、
 他の再定義を試してみて、解決策のアイディアを出していきました。



 2、出てきたアイディアの判断が難しい

 再定義を行うことで、アイディアを出せるようにはなりましたが、
 そのアイディアの良し悪しを判断するのがとても難しかったです。

 また、いつまで出し続ければ良いのか、その判断も難しい・・・。


 そこで、アイディア出しは時間で区切る、数で区切るなど、ある程度の
 期限を設けて行いました。


 出てきたアイディアに対しては、「すぐできるもの」、
 「効果が確実そうなもの」、「費用がかからないもの」など、事前に
 基準を用意して、それに従って整理していくようにしました。


 いかがだったでしょうか?

 「ワクワク問題解決」の話は以上です。

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