2012年9月7日金曜日

五分五分締切のまとめ


 今週は「五分五分締切」を取り上げました。
 今回は簡単にまとめていきます。



 まずは星5つで評価します。
 
 仕事術      五分五分締切
 容易さ      ★★
 頻度       ★★★★
 効果(速度・費用) ★★★★★



 私は、いつも締切ギリギリで作業を終えている・・・。


 余裕を持って作業に取りかかりたいと思いながら、いつも締切
 直前に作業を始め結局、締切前に作業が終わらない。いつも
 締切直前ギリギリ・・・。


 このままではいけない・・・ということで、何かないか探してみました。



 そこで見つけたのが、「五分五分締切」というものでした。



 やり方は簡単。

 50%の確率で完了できる工数と、90%の確率で完了できる工数の2つを
 設けることで、作業スケジュールを安定させます。



 1、対象となるタスクを洗い出す

 2、50%の確率で完了する工数を見積もる   (担当者や関係者がスケジュールに入れがちなバッファー
   をなくす)

 3、90%の確率で完了する工数を見積もる   (バッファーを明確にする。不確実な作業の場合は、上記2の
   工数の50%を足した工数が目安。)

 4、作業を開始する日付を決める(五分五分締切)



 たったこれだけです。



 この方法を実施する時にうまくいきそうなポイントが3点あります。



 1、複数人で見積もる

 複数人で見積り、数字が異なった場合、どうして異なるのかを
 話し合うと、見積精度が高まりました。




 2、五分五分締切を超えそうになったら、すぐに共有する

 問題を早期に共有することで、90%の確率で完了する日から
 遅れないようにしました。




 3、残作業量をコントロールする

 残りどれくらいの作業時間が必要か、残作業量で作業の進捗を
 コントロールし、スケジュールを常に更新しました。



 ということで、ポイントを押さえて実施すると効果が高いのは
 よくわかりましたが、何回か実施する内に課題も見えてきました。



 1、スケジュールの更新が大変

 プロジェクトなど、複数の作業や担当者が関わるようなものでは、
 スケジュールの更新が大変でした。
 (完了日によって、作業を開始する日付が変動するため。)

 従って、計画段階で下記2点を行うようにしました。

 ・計画は不確実なものであり、常に変動するものであることを共有し、
  その作業を盛り込んでおく

 ・全て90%の確率の工数で終わった場合、当初目的を達成できるか
  どうか確認する




 2、始めるきっかけが難しい

 このやりかたがなぜ効果があるのかを説明したり、実際に使ってみると、
 結果と心理的側面から良く分かるが、その説明時間が取れなかったり、
 複雑なので、相手と始めるきっかけを掴むのが難しい。
 従って、仕事を行うポリシー、方針、スタンスとして取り組んでいること
 を最初に宣言し、まずはやってみる形に持っていきました。





 いかがだったでしょうか?

 「五分五分締切」の話は以上です。


 来週はどのような仕事術を取り上げようか、今から悩んでいます。

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