2012年9月11日火曜日

vlookup関数の使い方


 前回は、Excelの表データの処理で困ることが多い・・・。


 例えばあるファイルにそのプロジェクトの関係者の社員番号がリスト化
 されている時に、人事データで社員番号を調べて氏名データを追加したい
 ことがあるんだけど、地道に一つずつ調べてコピーするしかない・・・



 このままではいけないので、vlookup関数を試してみる・・・と
 いう話をしました。


 今回はそのvlookup関数の進め方をお伝えいたします。


 やり方・・・と言っても特別なことをするわけではありません。


 1、以下の通りに引数を指定する

-1番目:検索する値

-2番目:値の検索を行う表

-3番目:値を参照したい表の列番号

-4番目:FALSE



 たったこれだけです。

 といってもこれだけだとわからないと思うので、以下の例を
 見てみてください。



 例えば、以下2つのファイルを突き合せたいとします。
 

 ファイルA:関係者の社員番号がA列に記載されています

 A列

 100223
 100003
  100119
 ・
 ・
 ・


 ファイルB:A列に全社員500名分の社員番号、B列に氏名が
 記載されています

 A列 B列

 100001 鈴木一郎
 100002 松井秀樹
 100003 野茂英雄
 ・
 ・
 ・


 ファイルAのB列に、ファイルBから該当する氏名を調べて表示したい
 とします。(以下完成イメージ)

 A列 B列

 100223 内村航平
 100003 野茂英雄
  100119 高橋尚子
 ・
 ・
 ・


 このときに、ファイルAのB1のセル(「100223」の右隣のセル)に、
 以下のようにvlookup関数を入力します。

 =vlookup(A1, ファイルB!A1:B500, 2, false)


 1番目の引数のA1というのは、検索する条件なので、この場合ファイルA
 の社員番号になります。

 2番目の引数は、取得したい値を検索する表なので、この場合ファイルBの
 A1からB500になります。(この場合全社員500名分のデータなので)

 3番目の引数は、二つ目の引数で指定した表の何列目のデータを表示するのか
 を指定します。

 この場合、二つ目の引数でA1からB500、つまりA列からB列までを指定している
 ので、1か2になります。(1と指定したらA列、2と指定したらB列)

 B列の氏名を取得したいので、2と指定します。

 4番目の引数は、通常「false」と指定するので覚えておきましょう。


 このように関数を入力すると、A1の社員番号に該当する社員の氏名がB1に
 表示されます。

 あとはこの関数を下の列にコピーすると、同様に氏名データが表示されます。


 関数の使い方さえ覚えてしまえば、表データの突合せが一瞬で行えるので
 とても便利です。


 とは言え、やってみるといろいろとわかったことがあります。


 次回はその辺のお話をしてみようと思います。

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