2011年12月2日金曜日

We vs Problemのまとめ

今週は「We vs Problem」を取り上げました。
今回は簡単にまとめていきます。



まずは星5つで評価します。

仕事術      We vs Problem
容易さ      ★★
頻度       ★★★★
効果(速度・費用) ★★★★



議論をしていると、相手を責めてしまう・・・。


議論をしていて夢中になってくると、あまり相手のことは考えなくなり
発言も熱を帯びてきて、結果として、内容ではなく、ついつい相手を
攻撃しているような印象を持たれてしまう・・・。


これじゃあ、議論がうまく進まない・・・。


このままではいけないので、We vs Problemを試してみました。


やり方は「個人攻撃ではなく、テーマに集中するために、
ホワイトボードを使用したりして、客観的な発言を心掛ける」という
ものです。


そのために、まずはホワイトボードを用意します。


そこに今回のテーマを記述します。

このテーマを見ながら、議論を進めていきます。


議論を進める時はもちろん相手を攻撃しないよう意識します。


「You vs Me(個人攻撃)」ではなく・・・


「We(私達全員) vs Problem(テーマ)」



これを実現するために、下記2つを意識して議論するようにしました。


・「なぜ(Why)」の多用を避け、「どうしたら(How)」を議論する

原因分析などは問題の解決に非常に効果的です。
とは言え、その責任者を責めることになりがち・・・。


であるならば、過去ではなく、未来に目を向けるようにしました。




・主観ではなく、客観的事実や数字に置き換える


ついつい、自分の気持ちに正直に、感情で「遅い」「悪い」と
言うことが多かったのですが、一歩立ち止まって、いろいろと
考えるようになりました。


「何」と比較したのか?(対象)
「いつ」と比較したのか?(タイミング)
「どれくらい」ダメなのか?(程度や影響範囲)
「どうすれば」良くなりそうなのか?(解決策)



また、面と向かって話をすると、相手を攻撃しがちになるのですが、
ホワイトボードに問題を書いて、それを見ながらだと、問題に
集中することができました。


このように非常に効果的ではあるのですが、もちろん課題もあります。


まずは、「なぜ(Why)」の多用を避け、「どうしたら(How)」を
議論する際の課題です。


それは・・・


・発想が苦手な人がいる


「Why」の多用を避けるために、「どうしたら(How)」から議論を
しようと心掛けます。

しかし、「まずは原因分析から」と言う人が必ず出てきます。

この場合は、その人を無理に否定してHowの話をしてもなかなか
進まないので、原因分析を行い、その後に必ずHowの話に戻って
くるようにしました。


次に、主観ではなく、客観的事実や数字に置き換える際の課題です。


それは・・・


・事実や数字に自信が持てない時がある


客観的事実や数字が正確に取れない場合があり、どうしても主観に
頼ってしまうことがありました。

その場合は、「仮にxxx(客観的な事実や数字)だったら・・・」と
仮定して話を進めることにしました。


この仮の数字ですが、決め打ちをするよりも、数字に幅を持たせると
議論がとてもやりやすかったです。



いかがだったでしょうか?

「We vs Problem」の話は以上です。

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