前回は、「We vs Problem」を、実践した結果を紹介しました。
今回は、実践して出てきた課題をお伝えいたします。
We vs Problemを活用する際に大切なポイントは下記2つです。
・「なぜ(Why)」の多用を避け、「どうしたら(How)」を議論する
・主観ではなく、客観的事実や数字に置き換える
この2つをいかにうまくやっていくか・・・ですが、使って行く内に
それぞれの課題も見えてきました。
まずは、「なぜ(Why)」の多用を避け、「どうしたら(How)」を
議論する際の課題です。
それは・・・
・発想が苦手な人がいる
「Why」の多用を避けるために、「どうしたら(How)」から議論を
しようと心掛けます。
そのため、問題が発生した時に「どのように解決したいのか?」から
議論をしようとします。
しかし!!
「まずは原因分析から」と言う人が必ず出てきます。
夢を見がちな発想をする前に、まずは現実をしっかり見つめましょうと。
(「改革より、まずは改善」の意識かな・・・という印象です。)
これはひとつの意見として、もっともな話です。
従って、この場合は、その人を無理に否定してHowの話をしてもなかなか
進まないので、原因分析を行い、その後に必ずHowの話に戻ってくるように
しました。
(否定したら、それこそ相手を攻撃していることになっちゃいます。)
次に、主観ではなく、客観的事実や数字に置き換える際の課題です。
それは・・・
・事実や数字に自信が持てない時がある
客観的事実や数字が正確に取れない場合があり、どうしても主観に
頼ってしまうことがありました。
その場合は、「仮にxxx(客観的な事実や数字)だったら・・・」と
仮定して話を進めることにしました。
この仮の数字ですが、決め打ちをするよりも、数字に幅を持たせると
議論がとてもやりやすかったです。
例えば「アポ件数が20%減少している」・・・という数字が取れなかった
際に、何%かな・・・と、妥当な数字はいくつか考えるよりも
「仮に15-20%減少すると・・・」と、適当に幅を持たせて考える方が、
議論の時間が格段に短く済みました。
次回は、「We vs Problem」の簡単なまとめをしたいと思います。
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