2012年2月22日水曜日
マトリックス選別法の実践結果
前回は「マトリックス選別法」の具体的な進め方を紹介しました。
今回は、実践した結果と分かったことをお伝えいたします。
マトリックス選別法は事前に縦軸、横軸のマトリックスを用意しておき、
判断基準になりそうな軸を設定しておくことで、解決策やアイディアを
整理しやすくしたものです。
この方法を実施する時にうまくいきそうなポイントを何点か見つけました。
1、数値を意識する
時間が速い、遅い、費用が高い、安いではなく、数値をできるだけ
入れるようにしました。
費用であれば、30万円以上など。
時間であれば、1週間以上など。
客観的な数字がないと、人それぞれの感覚になってしまい、それでは
バラバラになってしまいました。
2、3つ以上の判断基準はマトリックスを複数作成する
都度、解決策やアイディアを整理し直さないといけないので、ちょっと
面倒だったのですが、判断基準が3つ以上になった際には、3軸はわかり
にくいので、複数のマトリックスを作成して整理し、その中から判断する
ようにしました。
例えば、費用、時間の他に、難易度(誰でもできるから専門技術が
いる)が入った時など・・・です。
やってみるとわかるのですが、それぞれ整理した割には、結局どれが
いいのよ・・・と、なりがちなので、3つ以上出た際には、その中で
重要度の高い2つに絞る・・・という形でもよいかもしれません。
3、ToDoや課題の整理には使わない
ToDoや課題は全て対応すべきものです。
従って、課題の解決策を選ぶ際に利用するにはいいのですが、課題
そのものを整理するのはあまり向いていないような気がしました。
例えば、重要度・緊急度などのマトリックスを使うと、重要度が低い、
緊急ではないものは、まず間違いなく実行しません。
この基準が関係あるお客様と共有できていればいいのですが、その
基準はこっちの都合であることがほとんどで、先方は重要度も緊急度も
高いままです。
ということで、迷惑をかけることになってしまうので、ToDoや課題の
整理では使わないようにしました。
ということで、ポイントを押さえて実施すると効果が高いのは
よくわかりましたが、何回か実施する内に課題も見えてきました。
次回はその辺のお話をしてみようと思います。
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