今週は「マトリックス選別法」を取り上げました。
今回は簡単にまとめていきます。
まずは星5つで評価します。
仕事術 マトリックス選別法
容易さ ★★★
頻度 ★★
効果(速度・費用) ★★★★
自分は優柔不断。
課題の解決策や、ブレストでアイディアをたくさん出し、グルーピング
するなどまとめをした後に、さあ選ぶぞ・・・となると・・・。
判断基準がたくさんあり、どれを選べばよいかわからない・・・。
このままではいけない・・・ということで、何かないか探してみました。
そこで見つけたのが、「マトリックス選別法」というものでした。
やり方は簡単。
縦軸、横軸のマトリックスを用意し、アイディアや解決策を
マッピングして整理するだけです。
たくさん出したアイディアも結局グルーピングするなど
何らかの形で整理や取捨選択はするので、最初からある程度の
判断基準を入れて整理してしまう形になります。
やり方・・・と言っても特別なことをするわけではありません。
1、ホワイトボードや紙などに縦軸、横軸を記入する。
(十字に縦軸、横軸を書く)
2、それぞれの軸の項目を決め、記入する。
3、軸に基づき、解決策やアイディアを配置していく。
4、整理されたものの中から選び、実行する。
たったこれだけです。
この方法を実施する時にうまくいきそうなポイントが3点あります。
1、数値を意識する
時間が速い、遅い、費用が高い、安いではなく、数値をできるだけ
入れるようにしました。
費用であれば、30万円以上など。
時間であれば、1週間以上など。
2、3つ以上の判断基準はマトリックスを複数作成する
都度、解決策やアイディアを整理し直さないといけないので、ちょっと
面倒だったのですが、判断基準が3つ以上になった際には、3軸はわかり
にくいので、複数のマトリックスを作成して整理し、その中から判断する
ようにしました。
例えば、費用、時間の他に、難易度(誰でもできるから専門技術が
いる)が入った時など・・・です。
やってみるとわかるのですが、それぞれ整理した割には、結局どれが
いいのよ・・・と、なりがちなので、3つ以上出た際には、その中で
重要度の高い2つに絞る・・・という形でもよいかもしれません。
3、ToDoや課題の整理には使わない
ToDoや課題は全て対応すべきものです。
従って、課題の解決策を選ぶ際に利用するにはいいのですが、課題
そのものを整理するのはあまり向いていないような気がしました。
例えば、重要度・緊急度などのマトリックスを使うと、重要度が低い、
緊急ではないものは、まず間違いなく実行しません。
この基準が関係あるお客様と共有できていればいいのですが、その
基準はこっちの都合であることがほとんどで、先方は重要度も緊急度も
高いままです。
ということで、ポイントを押さえて実施すると効果が高いのは
よくわかりましたが、何回か実施する内に課題も見えてきました。
1、軸がなかなか決まらない
縦軸、横軸をどうすれば良いのか、なかなか決まらない。
頑張っても軸が全く出てこないことがありました。
その際には、実行時に考慮すべきこと(人、金、モノ、時間、効果)や、
グルーピングをする際に出てくる項目をたたき台として使っていくと、
筋の良い軸が出てくることが多かったです。
2、複数マトリックス分の記入に時間がかかる
複数のマトリックスを作成する際には、紙やホワイトボードに
マトリックス分のアイディア、解決策を記入する必要が出てきます。
従って、アイディアや解決策が膨大になると、議論をしながら
進めるには、テンポよくできないことがありました。
その際には、軸を2つに絞る・・・というのも一つの手段です。
一方、その軸を絞るのが難しい・・・となったら、アイディアや
解決策に番号を付けるなどして、番号で整理するなど、入力を
できるだけ簡素にして進めていきました。
いかがだったでしょうか?
「マトリックス選別法」の話は以上です。
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