2012年2月23日木曜日

マトリックス選別法の課題


 前回は、「マトリックス選別法」を、実践した結果を紹介しました。
 今回は、実践して出てきた課題をお伝えいたします。


 マトリックス選別法は事前に縦軸、横軸のマトリックスを用意しておき、
 判断基準になりそうな軸を設定しておくことで、解決策やアイディアを
 整理しやすくしたものです。


 しかし、実施していくうちに何点か課題が出てきました。


 1、軸がなかなか決まらない


 縦軸、横軸をどうすれば良いのか、なかなか決まらない。

 頑張っても軸が全く出てこないことがありました。


 その際には、実行時に考慮すべきこと(人、金、モノ、時間、効果)や、
 グルーピングをする際に出てくる項目をたたき台として使っていくと、
 筋の良い軸が出てくることが多かったです。


 例えば、まずは時間なら時間と決めて、「下限はゼロで上限は
 1週間かな?」と適当な数字を当てはめて、アイディアを整理
 しながら、アイディアの塊が狭すぎたら、数値を狭めて細かく
 するなど、試行錯誤しました。




 2、複数マトリックス分の記入に時間がかかる


 複数のマトリックスを作成する際には、紙やホワイトボードに
 マトリックス分のアイディア、解決策を記入する必要が出てきます。


 従って、アイディアや解決策が膨大になると、議論をしながら
 進めるには、テンポよくできないことがありました。


 その際には、実施のポイントでも書きましたが、軸を2つに絞る・・・
 というのも一つの手段です。


 一方、その軸を絞るのが難しい・・・となったら、アイディアや
 解決策に番号を付けるなどして、番号で整理するなど、入力を
 できるだけ簡素にして進めていきました。



 次回は、「マトリックス選別法」の簡単なまとめをしたいと思います。

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